こんにちは、今回は、このミステリーがすごい!2019海外編ベスト11を
まとめてみました。
では、さっそくいってみましょう。
Contents
このミステリーがすごい!2019海外編ベスト11
このミステリーがすごい!2019海外編1位
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、
しめやかに執りおこなわれた。
鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、
掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。
その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。
アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ。
このミステリーがすごい!2019海外編2位
ある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、
見知らぬ美女リリーに声をかけられる。
彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知ったことを話し、
冗談半分で「妻を殺したい」と漏らす。
話を聞いたリリーは、ミランダは殺されて当然と断じ、
殺人を正当化する独自の理論を展開してテッドの妻殺害への協力を申し出る。
だがふたりの殺人計画が具体化され、決行の日が近づいたとき、
予想外の事件が起こり……。
4人の男女のモノローグで、殺す者と殺される者、
追う者と追われる者の攻防が語られるスリリングな快作。
このミステリーがすごい!2019海外編3位
ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。
ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の元ギャング、
ドッドソンからの口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。
だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった。
奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。
そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは――。
新たなる‶シャーロック・ホームズ〟の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作。
このミステリーがすごい!2019海外編4位
前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、
観一族は、春の祭儀を準備していた。
その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。
しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、
その犯人はどこかに消えてしまったのだ。
古礼の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、於陵葵は、
その才気で解決に挑む。
連続する事件と、四年前の前当主一家惨殺との関係は?
漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の果てに少女は、
悲劇の全貌を見出す。
気鋭の中国人作家が読者に挑戦する華文本格ミステリ。
このミステリーがすごい!2019海外編5位
麻薬や銃による犯罪を取り締まるマンハッタン・ノース特捜部、通称"ダ・フォース"。
ニューヨーク市警3万8千人の中でも最もタフで最も優秀で最も悪辣な警官たちを率いる
デニー・マローンは市民のヒーローであり、この街を統べる刑事の王だった。
だが、ドミニカ人麻薬組織の手入れの際におこなったある行動をきっかけに、
栄光を約束されたマローンの人生は、転落の道をたどりはじめる……。
このミステリーがすごい!2019海外編6位
ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、
そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。
そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、
時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。
その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、
まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ。
しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い……。
謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む。
このミステリーがすごい!2019海外編7位
事件解決のためなら手段を選ばぬ囮捜査官マルティンのもとに、
5年前に豪華客船「海のサルタン号」船上から、
忽然と姿を消した妻子にまつわる秘密を明かすという連絡が届いた。
相手がマルティンを呼びだしたのは、因縁の客船。
そこでは2か月に船から姿を消した少女が忽然として出現。
さらなる事件が次々に起きていた。
ニューヨークへ向かう客船の中で走り出す複数のプロット――。
船の奥底に監禁された女と、彼女を詰問する謎の人物。
娘の忌まわしい秘密を知って恐慌を来たす女性客。
何者かとともに不穏な計画を進める娘。
船室のメイドを拷問する船員と、
それを目撃した泥棒。船の売却を進める船主と、
船の買い手である中米の男も乗船しており、
マルティンを呼びだした富豪の老女は
「この船には恐ろしい秘密が隠されているのよ……」とささやく。
このミステリーがすごい!2019海外編8位
重役たちを襲撃、監禁、尋問せよ。
どんづまり人生の一発逆転にかける失業者アラン、57歳。
企業の人事部長だったアラン、リストラで職を追われ、
失業4年目。
再就職のエントリーをくりかえすも年齢がネックとなり、
今はアルバイトで糊口をしのいでいた。
だが遂に朗報が届いた。
一流企業の最終試験に残ったというのだ。
だが人材派遣会社の社長じきじきに告げられた最終試験の内容は、
異様なものだった。
―就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ。
重役たちの危機管理能力と、
採用候補者の力量の双方を同時に査定するというのだ。
遂にバイトも失ったアランは試験に臨むことを決め、
企業人としての経験と、人生どんづまりの仲間たちの協力も得て、
就職先企業の徹底調査を開始した。
そしてその日がやってきた。
テロリストを演じる役者たちと他の就職希望者とともに、
アランは重役室を襲撃する。
だが、ここまでで物語はまだ3分の1。
ぶっとんだアイデア、次々に発生する予想外のイベント。
「そのまえ」「そのとき」「そのあと」の三部構成に読者は翻弄される。
残酷描写を封印したルメートルが知的たくらみと、
ブラックな世界観で贈るノンストップ再就職サスペンス。
このミステリーがすごい!2019海外編9位
数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。
658という数字を思い浮かべた男が同封されていた封筒を開くと、
そこにあった数字は「658」。
数々の難事件を解決してきた退職刑事に持ち込まれた怪事は、
手品めいた謎と奇怪な暗示に彩られた連続殺人に発展する。
眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれる華麗なミステリ。
このミステリーがすごい!2019海外編9位
FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。
彼女はある男に拉致軟禁された10名以上の女性とともに警察に保護された。
彼女の口から、蝶が飛びかう楽園のような温室〈ガーデン〉と、
犯人の〈庭師〉に支配されていく女性たちの様子が語られるにつれ、
凄惨な事件に慣れているはずの捜査官たちが怖気だっていく。
美しい地獄で一体何があったのか?
おぞましすぎる世界の真実を知りたくないのに、
ページをめくる手が止まらない――。
一気読み必至、究極のサスペンス。
このミステリーがすごい!2019海外編9位
おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。
ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。
うちは表向き人材派遣の会社だが、
裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。
おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、
ずっとここで働いてきた。
だがもうすぐ25歳で引退だ。
だからおれは新入り諸君のために、
最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。
教則本の体裁で描かれる、
血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。
鬼才衝撃のデビュー作!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、このミステリーがすごい!2019海外編の1位から9位までの
11作品を紹介しました。
興味があれば、ぜひ読んでみてください。
コメント